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末松 由華利
Yukari Suematsu

Japan b.1987

Yukari Suematsu 架空の値打ち
Yukaru Suematsu,Illusionary Value[set of 10]
Acrylic on canvas, 1620x1300mm, 2019

末松 由華利は、社会が内包している両面性と両極性をテーマに作品制作を行っている。

末松の作品は、個人的な経験を制作の取っ掛かりとしてい、それをさまざまな立場の人々の共感を呼ぶ普遍的なものに変換するという方法で制作される。

より多くの鑑賞者の共感を拾うため、末松の作品は、抽象的な画面表現で、且つメッセージ性の解像度を落としたもので提示される。

アクリル絵の具のにじみやぼかしを駆使する抽象表現は、一見すると、筆の行くままの偶発的に描かれているようにも見えるが、末松の描き出す画面は、綿密な設計によるものである。

末松は、先にタイトルを決めて置き、そのタイトルに基づいて、多数の下絵や習作を行い、作品のスケールやフォルム、色、構成を決めて行く。

末松の展示では、展示された作品や作家から提示されたタイトルを取っ掛かりとして、鑑賞者に鑑賞者自身の感覚や思考を喚起する体験を手掛けている。

2010 年多摩美術大学を卒業。藤本幸三(エルメスジャポン)審査員特別奨励賞/via art2008 (2008)、新潟商工会議所特別賞/2014 NIIGATAオフィス・アート・ストリート(2014)、島敦彦(金沢21世紀美術館館長)審査員賞/シェル美術賞2017(2017)、第33回ホルベイン・スカラシップ奨学生/ホルベイン画材株式会社(2019), sanwacompany Art Award/Art in The House 2022ファイナリスト/株式会社サンワカンパニー (2022)を受賞した。

2019年 東京オペラシティアートギャラリーでの新進気鋭作家を紹介する企画展シリーズ「Project N 76末松由華利」を開催。これまで長野・中条、新潟、フィンランドでレジデンス プログラムに参加した。

Exhibitions

Japanese & Korean Contemporary "Next" vol2 - Others Landscapes -

Japanese & Korean Contemporary "Next" vol2.         
~  他人の風景 ~

 

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